テレビCMなどで、大手カツラメーカーの増毛をよく見るけれど、本当にあんなにわからなくなるものなのか？と疑問を持っている人も多いでしょう。今回は、どのようにして増毛しているのか、紹介していきます。
増毛の毛のタイプ
増毛は基本的に自毛に毛を結びつけて毛を増やす方法です。
１本の自毛に結びつけ、折り返すため、実際には１本結着すれば２本増えることになります。
しかし、キューティクルの方向は一方向である人毛は、折り返した側のキューティクルが逆さまになるため痛みやすく、増毛にはほとんど人工毛が使われています。
装着方法
薄さが気になる部分に、ポイント増毛する方法があります。
残っている髪の中から、比較的太くて取付軸になり得る毛を１本選択します。
その自毛に増毛用の毛を結びつけ、髪が２本増えたことになります。
１本の自毛にどの程度結着するかは、各サロンのシステムや本人の希望によるそうですが、一般的には１本の自毛に１〜３本結着するようです。
３本結着した場合は、髪が６本増え、自毛と合わせて７本になる計算です。
このようにして、髪を増やしているのですね。
増毛のデメリット
増毛の結着部分は、結んでいるため肉眼でも黒い点が確認できるそうです。
また、薄毛なので元々強いとはいえない自毛に負担をかけてしまい、自毛自体が抜けてしまう危険性も。
自毛が抜けてしまえば当然ながら結着している毛も抜けてしまうため、急に髪が少なくなったように感じてしまいます。
髪を増やしたい人ほど、１本の自毛にたくさん結着させるため、必然的に結び目が大きくなり、不自然になることもあるようです。
自毛１本に１本取り付ける対応だと、１時間に２００本程度の施術が限界。
この数百本単位の増毛結着施術を１週間に１度から１ヶ月に１度のペースで行い、段階的に自然に増えたようにするのが主流だそうです。
この増毛法は、結着できる自毛がないとできないため、ある程度は自毛が残っている人に向いていると言えますね。
123-124
