頭皮状態が良好で、健常な毛髪ならば、ロングでもショートでもヘアスタイルが頭皮に負担をかけるということはありません。ただし、頭皮に無理のかかるヘアスタイルをわざわざ作って、いつもやっていると、当然ながら頭皮や毛穴に負担がかかってきます。無理のないヘアスタイルを楽しみましょう。
どんな髪型が頭皮によくないの?
「牽引性脱毛症」という脱毛症がありますが、これは長い期間髪をきつく縛ったヘアスタイルをした結果だと言われています。このように、いつも頭皮と毛穴を引っ張った状態にしていると、頭皮の血流が悪くなったり、毛穴に力が加わって負担がかかったりするのですね。
他にも、髪は意外に重量がありますから、極端なロングヘアの人も毛穴に負担がかかっている可能性があると言います。
ただ結わえるだけでも負担がかかっていることを考えて、いつも同じ髪型にすることは避けましょう。
ヘアスタイルは無理やり作らない
例えば、特定の髪型にしたいために大量のスプレーを使ったり、逆毛を立てたりすることは、頭皮を傷めるだけでなく、毛穴が詰まりやすくなったり、毛の流れに逆らったりしてかなりの負担がかかっています。
これを毎日続けていれば、頭皮状態が悪くなることは必至です。
また、エクステンションは気軽に髪の長さを変えられるお洒落ですが、長い期間エクステンションを付けていると、やはり重みで毛穴に負担をかけてしまいます。
どうしても頭皮に負担のかかるヘアスタイルをする時は、特別な時だけの短時間にすることをおすすめします。
ヘアスタイル自体を考えよう
健康な状態であれば、ロングでもショートでもヘアスタイルを楽しむことができます。しかしその前に、頭皮状態を健康に保つためのヘアスタイルを考えてみましょう。
できるだけスタイリング剤や結うなどが必要のないヘアスタイルにし、仕事などで結う必要があるならば、できるだけ引っ張った状態を避け、スタイリング剤のいらない工夫をしましょう。
お洒落のためにと思っても、それ自体が頭皮の負担になっていたりするのですね。髪自体も傷付けば自力で元には戻りませんから、大切にしてくださいね。
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